お知らせ

INFORMATION

【iPhoneでNFCタグを使用する方法】設定や読み取り方法、操作などを徹底解説!

2024年11月30日

NFCタグがiPhoneで動作しない時の対処法が知りたい

NFCタグとiPhoneの活用事例について知りたい

NFCタグについて詳しくなりたいと考えている方、あるいは実際にNFCタグの利用を検討している方の中には、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

世の中でiPhoneが広く浸透している現代において、NFCタグは大きなビジネスチャンスを秘めています。

そこで今回は、NFCタグとiPhoneというテーマで、NFCタグの種類やiPhoneでNFCタグが読み取れない場合の対処法、iPhoneとNFCタグの活用事例などについてご紹介します。

 

NFCタグとは?

まずはじめに、NFCタグについて簡潔にご紹介します。

NFCタグとは、直径約2cm〜3cm程度の大きさのもので、無線通信を利用して、2つのデバイスが非常に近い距離で情報を交換することができる技術を搭載したチップのことを指します。

NFCタグ技術によるデバイス間の情報交換は、一般的には数ミリから数センチメートルといった非常に近い距離で行われ、イメージ的には AirDrop や Bluetooth などよりも近距離で情報通信が行われます。

そんなNFCタグの技術や仕組みは、まだあまり世の中に認識が広まっていないものの、既に多くのものやサービスに活用されており、今後も様々な分野で活用されることが予想されています。

本記事では、その中でも特に注目されている、iPhoneとNFCタグの関係性に注目しています。

NFCタグについてより詳しく知りたい方は「【NFCタグとは?】具体的な仕組みや活用方法、世の中の事例などをご紹介!」にてより詳しく解説しているので、ぜひこちらもご覧ください。

 

NFCには種類がある

次に、NFCの種類についてご紹介します。

ICカードやtaspoカードなど、既に私たちの生活の一部となっている多くのものに関わっているNFCの技術ですが、実はいくつかの種類があります。

例えば、taspoカードやテレフォンカードなどは、Type-Aと呼ばれるNFCであり、運転免許証やマイナンバーカードに搭載されているNFCはType- Bに含まれます。

Type-AやType-BのNFCには、主に搭載技術や通信速度の違いがあり、使用される場面や状況を考慮して分けられています。

また、日本ではソニーが開発したType-FのNFCが広く流行しており、ApplePayやSuicaなどの交通系ICカード、各種電子マネー学生証にはこのタイプのNFCが搭載されています。

Type-FのNFCは、Type-AやType-BのNFCよりも通信速度が2倍程度早いものとなっています。

NFCタグの使い方については「【NFCタグの使い方とは?】内部の仕組みや構造、具体的な事例などをご紹介!」にてご紹介しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!

 

iPhoneでNFCタグは読み取れる?

結論から述べると、当然 iPhoneでNFCタグを読み取ることは可能です。

前述したように、世の中にiPhoneが広く浸透した現代において、NFCタグの活用の幅はさらに注目されており、iPhoneとNFCタグの相性の良さは様々なビジネスや事業拡大の可能性を秘めています。

企業や事業者は、今後iPhoneとNFCタグを利用した様々なビジネスや仕組みを模索し、世の中における多くの拠点や機会を生み出していくことが予想されています。

iPhoneとNFCタグの活用事例については、後ほど改めてご紹介します。

 

iPhoneでNFCタグが読み取れない場合の対処法

本項目では、iPhoneでNFCタグが読み取れない場合の対処法について、以下の6つをご紹介します。

1, iPhoneの種類を確認する
2, iPhoneを再起動する
3, iPhoneの設定を確認する
4, iPhoneとNFCのかざす位置を確認する
5, iPhoneの破損部分を修理する
6, NFCタグの設定を確認する

①iPhoneの種類を確認する

iPhoneでNFCタグが読み取れない場合の対処法の1つ目は「iPhoneの種類を確認すること」です。

可能性は低いですが、iPhoneでNFCタグが読み取れない場合は、まずはiPhoneがNFCタグに対応しているかどうかを確認することがポイントです。

iPhoneの場合は、iPhone Xs以降の機種 / iPhone SE 第二世代以降の機種、iOS 13.1以上のバージョンであれば問題なく読み取ることができるため、これ以前のデバイス、あるいはバージョンを使用している場合は、デバイスの買い替え、もしくはデバイスのアップデートが必要になります。

②iPhoneを再起動する

2つ目は「iPhoneを再起動すること」です。

iPhoneでNFCタグが読み取れない場合、一時的なデバイスのシステムの一時的な不具合が原因である可能性があります。

電源を完全にオフにして30秒ほど待ってから再度電源を入れることで、NFC機能が正常に動作するようになることがあるでしょう。

③iPhoneの設定を確認する

3つ目は「iPhoneの設定を確認すること」です。

デバイスやシステムに問題が無い場合でも、iPhoneの設定自体でNFCの読み取り機能がOFFになっている場合は、情報が正しく読み込まれません。

iPhoneでNFCを使用する場合は、「Thouch ID」または「Face ID」をONにする必要があるため、設定からそれらを確認してみると良いでしょう。

④iPhoneとNFCのかざす位置を確認する

4つ目は「iPhoneとNFCのかざす位置を確認すること」です。

前述したように、NFCは非常に近距離で情報交換を行うよう設計されています。

そのため、かざす位置がズレていたり、距離が遠かったりする場合は、正常に反応しないことがあります。

そのような場合は、iPhoneとNFCのかざす位置を確認し、より近い距離でかざすようにしてみると良いでしょう。

⑤iPhoneの破損部分を修理する

5つ目は「iPhoneの破損部分を修理すること」です。

iPhoneのデバイスやiOS、設定自体に問題がなかったとしても、水没や落下による内部の物理的な損傷、NFCアンテナの破損などが原因でNFCに反応しないケースがあります。

そのような場合は、外部からの目視での確認が難しいため、一度デバイスの修理を依頼する必要があるかもしれません。

また、修理履歴がある場合は、修理後のNFCモジュールの動作確認も行うようにしましょう。

⑥NFCタグの設定を確認する

6つ目は「NFCタグの設定を確認すること」です。

iPhone側に問題が無い場合は、NFCタグ自体に問題がある可能性もあります。

そのような可能性がある場合は、NFCタグが正しくフォーマットされているか、物理的な破損がないか、またiPhoneに対応した規格のタグであるかを確認することをオススメします。

 

iPhoneとNFCタグの活用事例

最後に、iPhoneとNFCタグの活用事例について、以下の3つをご紹介します。

1, 緊急連絡先やテザリング機能を組み込む
2, イベントの限定公開情報を組み込む
3, スマートホームの操作の自動化

また、NFCタグでできることについては「【NFCタグで何が出来る?】具体的な活用方法や今後の可能性について徹底解説!」にてご紹介しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!

①緊急連絡先やテザリング機能を組み込む

iPhoneとNFCタグの活用事例の1つ目は「緊急連絡先やテザリング機能を組み込むこと」です。

普段から良く使用する機能や重要な機能などは、事前にNFCタグに登録しておくことで、常にかざすだけで作動するような仕組みを整えることができます。

緊急連絡先であれば、仮に本人が事故などに巻き込まれた時でも、周囲の人や警察がすぐに身内の方と連絡を取ることができます。

また、テザリングなどを普段から頻繁に利用する方であれば、タグをかざすだけで自動的にWi-Fi接続の設定が行われ、来客時のインターネット接続の手間を大幅に削減することができます。

②イベントの限定公開情報を組み込む

2つ目は「イベントの限定公開情報を組み込むこと」です。

展示会やコンサート、アイドルのライブなどのイベントにおいて、NFCタグを活用することで、来場者に限定情報などを提供することができます。

また、特定の場所でしか見られない限定コンテンツや、スタンプラリーのようなゲーム要素を組み込むことで、来場者の回遊性を高め、付加価値による魅力的なイベント作りが可能になるでしょう。

③スマートホームの操作の自動化

3つ目は「スマートホームの操作の自動化」です。

NFCタグを活用することで、家庭内の様々な操作を自動化することができます。

例えば、玄関に設置したNFCタグに、スマートライトの点灯やエアコンの起動、音楽の再生などの一連の動作を設定しておけば、帰宅時にiPhoneをかざすだけで各設定を一括で操作することができます。

また、就寝時用のNFCタグを枕元に置いておけば、家中の電気を消し、アラームをセットし、スマートカーテンを閉じるなどの一連の動作を自動化することもできるでしょう。

 

NFCタグをビジネスに活かそう

いかがでしたでしょうか。

今回は、NFCタグとiPhoneというテーマで、iPhoneでNFCタグが読み取れない場合の対処法やiPhoneとNFCタグの活用事例についてご紹介しました。

本記事でもご紹介した通り、NFCタグの技術は今後さらに世の中で発展していくことが予想されています。

また、世の中のそうした動きに伴い、私たちの生活の中にもNFCタグを活用したアイデアや仕組みが広く浸透していくでしょう。