【NFCを使ったスマートロックとは?】メリットやデメリットを詳しく解説!
「NFCを使ったスマートロックってどんなもの?」
「メリットやデメリットを知りたい」
NFCを使ったスマートロックの利用を考えている方の中には、このような疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。
NFCを使ったスマートロックは、管理のしやすさや不正アクセスのされにくさなどがメリットの便利な鍵です。
そこで今回は、NFCを使ったスマートロックのデメリットやメリット、利用がおすすめな方などについてご紹介します。
また、株式会社ワールドビジネスサプライでは、NFC技術を活用した事業拡大や効率化支援を行っています。
NFC技術について相談したい、事業に関して相談したい、という場合は、ぜひ一度お気軽にご連絡ください!
NFCを使ったスマートロックについて
まずはじめに、NFCを使ったスマートロックについて、以下の2つに分けて解説します。
NFCとは?
スマートロックとは?
①NFCとは?
NFCとは、Near Field Communication(近距離無線通信)の略で、数センチの距離でデータ通信ができる無線技術です。
タッチするだけで情報の送受信が可能なため、電子マネーや交通系ICカード、スマートロックなどのさまざまな製品に利用されています。
BluetoothやWi-Fiと比べて通信距離は短いものの、難しい設定をすることなくすぐに使える利便性が魅力です。
NFCを使ったスマートロックでは、スマートフォンやICカードを鍵として使えるため、物理キーが不要になります。
②スマートロックとは?
スマートロックとは、スマートフォンやICカード、暗証番号などを使って、物理キーを使わずにドアの施錠/解錠ができる次世代型の鍵です。
BluetoothやWi-Fi、NFCなどの無線通信技術を活用しており、アプリ操作やオートロック機能なども搭載されています。
鍵の受け渡しが不要になるため、家族間での共有や、民泊/レンタルスペースなどの一時利用にも便利です。
また、施錠状況をアプリで確認できる製品も多く、防犯面や管理面でもメリットが大きい点が注目されています。
NFCを使ったスマートロックのデメリット
次に、NFCを使ったスマートロックのデメリットを3つ解説します。
1, 設置できないドアもある
2, 電池切れや故障のリスクがある
3, カードの紛失や盗難のリスクがある
①設置できないドアもある
NFCを使ったスマートロックのデメリットの1つ目は「設置できないドアもあること」です。
スマートロックには多くの利点がありますが、設置できないドアも存在します。
とくにNFCを使ったスマートロックは、ドアの形状や鍵の仕様によって対応できない場合があります。
錠の開け閉めをするために使う金具の形が特殊であったり、鍵がドアに埋め込まれているタイプであったりすると、正しく設置できない可能性が高いです。
また、NFC通信においては、デバイスとの距離が重要なため、設置位置や材質によっては反応しにくい場合もあります。
事前に自宅のドアが製品の対応条件を満たしているかを確認することが大切です。
②電池切れや故障のリスクがある
2つ目は「電池切れや故障のリスクがあること」です。
NFCを使ったスマートロックは、電池切れや故障などのリスクを考慮する必要があります。
多くの製品は、電池残量が少なくなると通知が来る仕様ですが、通知を見逃すと突然開閉できなくなります。
さらに、NFCの読み取り部分が故障した場合、スマートフォンやICカードをかざしても反応しない可能性が高いです。
万が一のトラブルに備えて、物理キーとの併用や代替手段の確保が重要です。
定期的な電池交換やアプリでの状態確認を習慣化することで、安心して使い続けられるでしょう。
③カードの紛失や盗難のリスクがある
3つ目は「カードの紛失や盗難のリスクがあること」です。
NFCを使ったスマートロックは、カードを紛失したり盗難に遭ったりした場合、セキュリティリスクが生じます。
第三者にカードを拾われた状態で自宅の場所を特定されると、不法侵入される可能性があります。
また、高齢者や子どもなど、カードを持ち歩くのに慣れていない方の場合、うっかり紛失してしまうケースも少なくないでしょう。
有事に備え、すぐにカードの登録/解除ができる管理機能を備えた製品を選ぶと安心です。
NFCを使ったスマートロックのメリット
次に、NFCを使ったスマートロックのメリットを3つ解説します。
1, 管理がしやすい
2, スマートフォンがなくても良い
3, 不正アクセスされにくい
①管理がしやすい
NFCを使ったスマートロックのメリットの1つ目は「管理がしやすいこと」です。
物理キーと違い、スマートフォンやICカードの登録/削除がアプリ上で簡単に行えるため、合鍵を作る必要がなく、紛失時もすぐに無効化できます。
家族ごとに専用カードを発行したり、出入りの履歴をアプリで確認できたりする機能もあり、防犯面でも安心です。
一時的な来客や業者に限定的なアクセスを設定することも可能なため、柔軟な運用ができるのも魅力です。
複数の利用者がいる家庭や宿泊施設などにも便利な機能といえるでしょう。
②スマートフォンがなくても良い
2つ目は「スマートフォンがなくても良いこと」です。
ICカードを登録しておけば、スマートフォンの電池が切れていても鍵を開けることができます。
とくに高齢者や子どもなど、スマートフォンの操作が難しい方でも使いやすく、誰でも安心して利用できるのがメリットです。
また、スマートフォンを紛失した際も、登録してあるカードがあれば出入り可能なため、利便性が保たれます。
利用者のニーズに合わせて柔軟に対応できる点が、NFCを使ったスマートロックの大きな強みです。
③不正アクセスされにくい
3つ目は「不正アクセスされにくいこと」です。
NFC通信は近距離でのみデータ交換が行われ、通信範囲が数センチ程度に制限されています。
そのため、物理的に近づかない限り、解錠の操作はできません。
また、暗号化技術を活用しており、通信内容が第三者に盗聴されるリスクも軽減されています。
スマートフォンやICカードを利用した施錠/解錠が、外部から不正アクセスされにくい仕組みになっているのです。
NFCを使ったスマートロックがおすすめな方
最後に、NFCを使ったスマートロックがおすすめな方を4つのタイプに分けて解説します。
鍵を持ち歩きたくない方
子どもや高齢者と同居している方
防犯意識を高めたい方
複数人で鍵をシェアしたい方
①鍵を持ち歩きたくない方
NFCを使ったスマートロックがおすすめな方のタイプの1つ目は「鍵を持ち歩きたくない方
」です。
物理キーは、紛失したり忘れたりするリスクがあります。
一方、NFCを使ったスマートロックは、スマートフォンやICカードを使って施錠/解錠できるため、物理的に鍵を持ち歩く必要がありません。
スマートフォンやICカードを常に持ち歩く現代のライフスタイルにぴったりです。
また、鍵の管理が簡単になり、忘れるという不安もありません。
②子どもや高齢者と同居している方
2つ目は「子どもや高齢者と同居している方」です。
物理キーは、子どもや高齢者の場合、開けにくかったり持ち歩くのを忘れたりすることがあります。
一方、NFCを使ったスマートロックなら、スマートフォンやICカードをかざすだけで簡単に解錠可能です。
鍵の紛失は不法侵入などのリスクにつながりますが、スマートロックなら物理キーの紛失を恐れる必要がありません。
さらに、解錠履歴をアプリで確認できるため、家族の出入りを簡単に把握でき、セキュリティ面でも安心です。
③防犯意識を高めたい方
3つ目は「防犯意識を高めたい方」です。
物理キーは、鍵をコピーされたり、ピッキングされたりするリスクがつきものです。
しかし、NFCを使ったスマートロックは、暗号化通信を使用しており、外部からの不正アクセスに強い構造をしています。
さらに、スマートフォンやICカードを利用した施錠/解錠は、近距離でのみ機能するため、物理的にも不正アクセスが難しいです。
解錠履歴を確認できる機能や、不正アクセス時にアラートが届く機能もあり、防犯対策としても優れています。
④複数人で鍵をシェアしたい方
4つ目は「複数人で鍵をシェアしたい方」です。
物理キーをシェアする場合、合鍵を作成する手間や、紛失した場合には再作成が必要です。
一方、NFCを使ったスマートロックなら、スマートフォンやICカードを使って簡単にシェアできます。
専用のカードを各利用者に渡したり、アプリで管理したりすることで、誰が出入りしたかも履歴として確認可能です。
また、特定の時間帯にのみアクセスを許可することもできるため、より柔軟に運用できます。
家族や友人、ビジネスパートナーと鍵をシェアする際に便利で、安全性も高いといえるでしょう。
NFCに関するご相談は、ワールドビジネスサプライへ
いかがでしたでしょうか。
今回は、NFCを使ったスマートロックについて、メリットやデメリット、おすすめな方などについてご紹介しました。
本記事でもご紹介した通り、NFCを使ったスマートロックは、管理がしやすくスマートフォンがなくても利用できるなどのさまざまなメリットがあります。
株式会社ワールドビジネスサプライでは、NFC技術を活かしたスマートロックだけではなく、さまざまな機器を提供しています。
NFCに関してご相談したいという方は、いつでもお気軽にご連絡ください!