「スマホをかざすだけで音楽が流れるキーホルダーってどう作るの？」

「SNSリンクや名刺代わりにも使えるって本当？」

そんな便利でおしゃれなアイテムが、自宅にある道具や100均素材だけで簡単に作れるのが“NFCタグキーホルダー”です。

近年では、推し活グッズやイベント用アイテムとして人気が高まっており、音楽やSNS、スマートロック連携など活用方法も多彩です。

本記事では、NFCタグキーホルダーについて以下のポイントを中心に解説します。

• NFCタグキーホルダーの仕組みと活用例
• 必要な材料と作り方（初心者でも簡単）
• 音楽・SNS・スマートロックなどの実用例
• 100均で揃うコスパ最強グッズとしての魅力

オリジナルグッズを手軽に自作したい方、推し活をもっと楽しみたい方はぜひ参考にしてください。

NFCタグキーホルダーとは

スマートフォンをかざすだけで情報を読み取れる「NFCタグ」を使い、オリジナルのキーホルダーとして活用できるのが“NFCタグキーホルダー”です。

デザイン性と実用性を兼ね備えたアイテムとして、推し活やイベントグッズ、名刺代わりのアイテムとしても注目を集めています。

ここでは、NFCタグの基本的な仕組みと、キーホルダーにすることで可能になる活用法、対応デバイスについて詳しく見ていきましょう。

1. NFCタグの基本機能
2. キーホルダーでできること
3. 対応デバイスと読み取り方法

①NFCタグの基本機能

NFC（NearFieldCommunication）は、10cm以内というごく短い距離で情報をやり取りできる無線通信技術です。

13.56MHzの周波数帯を利用し、端末を「かざす」だけで通信が成立します。

NFCタグには、小さなICチップが内蔵されており、以下のような情報を書き込むことが可能です。

• WebサイトのURL
• SNSのプロフィールリンク
• 名刺情報（vCard）
• Wi-Fi接続情報
• スマートホーム機器の操作リンク

タグは基本的に電源不要で、読み取り側のスマートフォンから発せられる電波で動作します。

そのため、手軽にどこにでも設置できるのが特徴です。

②キーホルダーでできること

このNFCタグをキーホルダーに内蔵することで、外出先でもさっと情報を共有できる、便利なアクセサリーになります。

使い方は自由自在で、以下のような活用が可能です。

• SpotifyやYouTubeの再生リンクを設定：「音楽キーホルダー」として推し活に
• InstagramやX（旧Twitter）のリンクを登録：SNS交換用アイテムに
• 名刺情報を設定：簡易デジタル名刺として利用
• LINEの友だち追加リンク：友人・顧客とのスムーズな連絡先交換
• プレゼントとして：推しの画像・リンクを埋め込んで推し活仲間に贈る

フォトホルダーやアクリルプレートに自作デザインを組み合わせることで、見た目もおしゃれにカスタマイズできます。

③対応デバイスと読み取り方法

NFCタグを活用するには、スマートフォンがNFC機能に対応している必要があります。

主要デバイスごとの対応状況は以下の通りです。

• Android端末：多くのAndroidスマートフォンはNFCを標準搭載しており、ロック解除状態で背面をタグに近づけるだけで自動的に読み取りが行われます。
• iPhone：iPhone7以降のモデルでNFCに対応。iOS13以降では、アプリを使わずに読み取り可能ですが、iPhoneXR以前の機種では「NFCタグリーダー」をコントロールセンターから起動する必要があります。

スマートフォンによってNFCアンテナの位置が異なるため、タグが反応しない場合はスマホの向きや角度を少し変えると改善されます。

必要な材料と作り方

NFCタグキーホルダーは、特別な機械や高額な材料を使わず、100均アイテムやスマートフォンがあれば誰でも簡単に作れます。

ここでは、実際に必要な材料と、作成の流れを3ステップで紹介します。

1. 必要な道具と入手先
2. NFCタグへの情報書き込み手順
3. キーホルダーへの組み込み方法

STEP① 必要な道具と入手先

以下は、基本的な材料と道具の一覧です。

ほとんどが100円ショップや通販サイトで手に入るものばかりです。

• NFCタグ：NTAG213などの書き込み可能なNFCチップ（10枚セットで数百円〜）
• フォトキーホルダー／アクリルケース：セリアやダイソーなどの100均で購入可能
• スマートフォン：NFC書き込み・読み取りができる機種
• NFC書き込みアプリ：NFCTools（iOS／Android対応）
• デザイン画像：CanvaやPhotoshopなどで自作／テンプレート利用
• 写真用紙・ラミネート・はさみ：デザインの印刷とカットに使用（任意）

STEP② NFCタグへの情報書き込み手順

タグに情報を登録する手順はとてもシンプルです。

初めてでも数分で完了します。

1. スマートフォンに「NFCTools」などの書き込みアプリをインストール
2. アプリを起動し、「書き込み」→「追加」から登録したい情報を選択（URL・テキストなど）
3. 設定完了後、スマートフォンをNFCタグにかざして書き込み
4. 読み取りテストを行い、正しく動作するか確認

STEP③ キーホルダーへの組み込み方法

最後に、デザインとタグをキーホルダーに組み込めば完成です。

1. 印刷したデザイン画像をカットし、キーホルダーのサイズに合わせて調整
2. NFCタグをデザイン紙の裏面またはキーホルダー内側に貼り付ける
3. フォトホルダーやケースにセットし、しっかり閉じる
4. スマホをかざして、読み取り確認ができれば完成

透明ケースの内側にタグを忍ばせることで、見た目を損なわずに機能を持たせることができます。

耐久性を上げたい場合は、ラミネート加工や防水処理もおすすめです。

活用アイデアと応用例

NFCタグキーホルダーは、情報を「かざすだけ」で伝えられるという特性から、さまざまなシーンで活用できます。

なかでも人気の用途は以下の通りです。

1. 音楽リンクの登録
2. SNS・連絡先の共有
3. スマートロックの開錠

①音楽リンクの登録

SpotifyやYouTubeの楽曲URLをNFCタグに設定すれば、スマホをかざすだけで再生ページへアクセス可能です。

また、ジャケット風デザインを加えることで、CDのような見た目の“ミュージックキーホルダー”として推し活にも最適でしょう。

②SNS・連絡先の共有

InstagramやX（旧Twitter）のプロフィールページ、LINEの友だち追加リンクなどを登録することで、名刺代わりに使えます。

イベントやオフ会、勉強会などでの自己紹介ツールとしても便利です。

QRコードと併用すれば、NFC非対応端末にも対応できます。

③スマートロックの開錠

スマートロック「セサミ」などの開錠用URLを設定すれば、キーホルダーを玄関にかざすだけで施錠・解錠が可能です。

鍵を持ち歩く必要がなくなり、家族間の共有にも役立ちます。

以上のように、NFCタグキーホルダーは「便利」「おしゃれ」「実用的」の三拍子がそろったアイテムです。

使い方次第で、日常生活や趣味、ビジネスにおいても大きな可能性を秘めています。

NFCタグキーホルダーの制作・導入をお考えなら、ワールドビジネスサプライへ

ここまで、NFCタグキーホルダーの仕組みや作り方、活用アイデアについてご紹介してきました。

要点を以下にまとめます。

• NFCタグは、スマホをかざすだけで情報が読み取れる非接触ツール
• 100均素材とスマホアプリで誰でも簡単に作成可能
• 音楽・SNS・スマートロックなど、多彩な用途に対応
• プレゼントや販促ツールとしても活用できる

これらのポイントを押さえることで、NFCタグの可能性を最大限に活用できます。

とはいえ、「販促用に大量制作したい」「クオリティの高いオリジナルグッズを作りたい」といったニーズに対して、個人では対応が難しいこともあります。

ワールドビジネスサプライでは、NFC技術を活かしたグッズ制作や導入支援を多数手がけており、業種・目的に応じた最適なご提案が可能です。

販促・ノベルティ・オリジナル商品開発など、ビジネスでの活用をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。