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【NFC搭載の腕時計とは】仕組みから活用シーン/選び方まで初心者向けに解説


腕時計をかざすだけで決済ができるらしいけど、どんな仕組みなのだろう

NFC対応のスマートウォッチは業務にも活用できるのだろうか

このようにお悩みではありませんか。

NFC搭載の腕時計は、かざすだけで決済や認証ができる便利なウェアラブルデバイスです。

スマートフォンを取り出す手間がなく、両手がふさがった状態でもスムーズに操作できるため、日常生活からビジネスシーンまで幅広く活用されています。

本記事では、NFC搭載の腕時計の基本的な仕組みから活用シーン、選び方のポイントまで解説しますので、ぜひ参考にしてください。

NFC搭載の腕時計とは

NFC(NearFieldCommunication)とは、10cm程度の近距離で無線通信を行う技術です。

NFC搭載の腕時計には小型のICチップとアンテナが内蔵されており、対応端末にかざすだけでデータのやり取りが完了します。

Bluetoothとは異なり、事前のペアリング設定が不要で瞬時に通信できる点が大きな特徴です。

実際にかざしてから認証が完了するまでの時間は0.1秒程度とされており、ストレスなく利用できます。

また、スマートウォッチの場合はバッテリーで動作しますが、NFCリストバンドのようにバッテリー不要で使える製品も存在します。

なお、決済や認証といった用途では、暗号化通信が採用されているため、セキュリティ面でも安心して利用できるでしょう。

NFC搭載の腕時計の主な活用シーン

NFC搭載の腕時計は、日常生活からビジネスシーンまで幅広く活用されています。

以下の3つの代表的な活用シーンをご紹介します。

  1. キャッシュレス決済での活用
  2. 入退室管理/セキュリティ認証での活用
  3. データ共有/情報連携での活用

①キャッシュレス決済での活用

NFC搭載の腕時計で最も利用されているのが、キャッシュレス決済です。

AppleWatchの「ApplePay」やGoogleWatchの「GooglePay」、Garminの「GarminPay」など、各メーカーが独自の決済サービスを提供しています。

コンビニや交通機関の改札で腕時計をかざすだけで支払いが完了するため、スマートフォンを取り出す手間が省けます。

買い物袋を持っているときや、満員電車で身動きが取りにくいときなど、両手がふさがっている場面で特に便利です。

さらに、ランニングやウォーキング中に飲み物を購入したいときも、財布やスマートフォンを持ち歩く必要がありません。

②入退室管理/セキュリティ認証での活用

オフィスや施設の入退室管理にも、NFC搭載の腕時計が活用されています。

従来のICカードと同様に、リーダーにかざすだけで認証が完了する仕組みです。

社員証カードを忘れるリスクが軽減されるほか、カードの紛失による情報漏洩の心配も少なくなるでしょう。

つまり、常に身につけているデバイスだからこそ、置き忘れや紛失の可能性が低い点がメリットです。

工場や倉庫など、両手を使う作業が多い現場では、腕時計型のデバイスが特に重宝されています。

手袋をしたままでも認証できる製品もあり、作業効率の向上につながります。

③データ共有/情報連携での活用

NFCを活用したデータ共有も、ビジネスシーンで注目されています。

たとえば、名刺情報をNFCタグに書き込んでおけば、腕時計やスマートフォンをかざすだけで連絡先を交換できます。

展示会やセミナーでの受付業務を効率化したり、機器へのワンタッチ接続を実現したりと、活用の幅は広がっています。

紙の名刺を切らしてしまった場合でも、デジタル名刺として活用できる点は便利でしょう。

医療現場では、患者情報の確認や機器の操作履歴の記録など、より専門的な用途でも導入が進んでいます。

NFC搭載の腕時計を選ぶ際のポイント

NFC搭載の腕時計を選ぶ際は、用途や対応サービスを事前に確認することが大切です。

以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

  1. 対応する決済サービス/規格を確認する
  2. バッテリー持続時間/防水性能をチェックする
  3. 業務用途に適したモデルを検討する

①対応する決済サービス/規格を確認する

国内でNFC決済を利用する場合、対応サービスの確認が欠かせません。

というのも、日本ではFeliCa規格を採用したSuicaやiD、QUICPayが主流ですが、海外製スマートウォッチの中にはFeliCa非対応のモデルも存在します。

FeliCaとNFCTypeA/Bは互換性がないため、購入前に自分が利用したい決済サービスに対応しているかを必ず確認しましょう。

AppleWatchやPixelWatchは国内の主要サービスに幅広く対応しています。

一方、海外ブランドのスマートウォッチは、Visaタッチ決済など国際規格のサービスのみ対応しているケースが多いため注意が必要です。

②バッテリー持続時間/防水性能をチェックする

スマートウォッチはバッテリー駆動のため、持続時間の確認が重要です。

NFC機能を頻繁に使用すると消費電力が増える傾向にあるため、1日の使用頻度に応じたモデルを選ぶとよいでしょう。

一般的なスマートウォッチのバッテリー持続時間は1〜2日程度ですが、省電力モードを搭載したモデルでは1週間以上持つ製品もあります。

また、日常的に使用するデバイスとして、防水性能も見逃せないポイントです。

IPX7や5ATMといった防水規格を確認し、手洗いや雨天時でも安心して使える製品を選びましょう。

水仕事が多い職場や屋外作業が多い現場では、より高い防水性能が求められます。

③業務用途に適したモデルを検討する

個人利用ではなく業務用途で導入する場合、市販のスマートウォッチ以外の選択肢も検討する価値があります。

NFCリストバンドやシリコンバンド型のデバイスは、バッテリー不要で耐久性に優れた製品が多く、工場や物流現場での利用に適しているでしょう。

しかも、充電切れの心配がないため、24時間稼働する施設でも安定して運用できます。

社名やロゴの印刷、ICチップの選択といったカスタマイズに対応した製品もあります。

イベント用のリストバンドや、施設専用の認証デバイスとして活用したい場合は、カスタマイズ対応の業者に相談することをおすすめします。

NFC搭載の腕時計を導入する際の注意点

NFC搭載の腕時計を導入する前に、事前に確認しておきたい注意点があります。

  1. 国内対応サービスの確認が必要
  2. セキュリティ設定を事前に行う

①国内対応サービスの確認が必要

海外メーカーのスマートウォッチは、NFC機能を搭載していても日本国内の決済サービスに対応していないケースがあります。

特にFeliCa非対応のモデルでは、Suicaやおサイフケータイ系のサービスが利用できません。

「NFC対応」と記載されていても、国内の交通系ICカードや電子マネーに対応しているとは限らない点に注意が必要です。

そのため、購入前に公式サイトや販売店で対応状況を確認することをおすすめします。

なお、Visaタッチ決済やMastercardコンタクトレスなど、国際ブランドのタッチ決済であれば海外製スマートウォッチでも利用できる場合があります。

②セキュリティ設定を事前に行う

NFC搭載の腕時計を紛失した場合、第三者に悪用されるリスクがあります。

パスコードロックや生体認証の設定、紛失時のリモートロック機能など、セキュリティ対策を事前に行っておきましょう。

決済機能を利用する場合は、利用限度額の設定や利用通知の有効化も検討してください。

こうした対策により、万が一の紛失時に被害を最小限に抑えられます。

業務用途で複数台を導入する場合は、デバイスの管理体制の整備も重要です。

誰がどのデバイスを使用しているかを把握し、退職者のデバイスは速やかに無効化するなどの運用ルールを定めておきましょう。

NFC製品の導入ならワールドビジネスサプライにご相談ください

NFC搭載の腕時計を活用する方法は、市販のスマートウォッチを購入するのが一般的です。

しかし、業務用途での大量導入やカスタマイズが必要なケースでは、市販品だけでは対応しきれないことも珍しくありません。

そのため、用途に応じた製品選定や導入支援を専門業者に相談することをおすすめします。

ワールドビジネスサプライでは、NFCタグやNFCリストバンドをはじめとした各種NFC製品を取り扱っております。

小ロットからの対応や、社名印刷などのカスタマイズにも柔軟に対応可能です。

「どの製品を選べばよいかわからない」「業務用途に適したNFC製品を探している」という方も、お気軽にご相談ください。

用途やご予算に応じた最適なご提案をいたします。